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| PCFRについての解説 | |||||||||||||||||||||||||||||
PCFRは、Price Cash−Flow Ratioの略で株価キャッシュフロー倍率のことです。PERとよく似ていて、その数値が高ければ割高、低ければ割安という見方になります。「税引き後利益」の変わりに「キャッシュフロー」用いていると言う点で、PERの発展型と言ってもいいでしょう。 ここでおさらいをしましょう。PERは株価を1株当たり利益で割って計算しましたね。
これに対してキャッシュフローは次のような特徴があります。 「キャッシュフロー」は、簡単に言うとお金の流れのことを言い、会計の専門書では難しく書かれていますが、株式投資を考える上で、そこまで深く知っておく必要はないと思います。「キャッシュフロー経営」という言葉もよく効きますが、「利益」に対して、ごまかしにくい数値です。 キャッシュフローとは税引き後利益に減価償却費を加えた企業の資金のことです。 キャッシュフロー=税引き後利益+減価償却費 PCFRの次のように計算されます。 キャッシュフローを株式総発行数で割ると、1株当りキャッシュフローになります。株価を1株当りキャッシュフローで割った数字がPCFRで単位は(倍)です。
PCFRのPERとの決定的な違いは減価償却費を加えたキャッシュフローを用いていることです。これは、企業の成長性が盛り込まれていることになります。 それは減価償却費が大きければその企業が積極的に設備投資をしていることになり、将来の成長性が期待できると考えるからです。 例えばある製薬会社が、新薬開発のために実験設備を購入したとしましょう。すると、支出が利益を圧迫するわけですから、利益に注目しているPERは割高と判断されてしまいますね。しかし、PCFRはその設備投資を見込んだ指標と言えますから、悪い数値にはならないのです。 でも、将来の成長に結びつかない設備投資もありますので注意が必要です。PCFRだけに頼るのではなくPERをはじめ他の指標も必ずチェックすることが大切です。 ≪では、PCFRを一緒に計算してみましょう≫ ここでは、IT関連企業の中でも広告主と媒体社間をつなぐメディア・レップ業務を手掛けている企業を見てみましょう。広告主に対してインターネットを使った効果的な広告や広告スペースの販売を行っている新しいビジネススタイルの企業です。 (株価は2006年1月23日としてみます・・・ライブドアショックの時です) 東証マザーズに上場しているサイバー・コミュニケーションズ(4788)を見てみましょう。 サイバ・ーコミュニケーションズはネット広告のメディア・レップで首位の業績です。電通とソフトバンクの共同出資で設立された企業です。 2007年3月の予想当期利益は1,800百万円、減価償却費は31百万円で株式発行総数は512,000株ですから、 1株当りキャッシュフロー =(180,000万円+3,100万円)÷51.2万株=3,576円 PCFRは、株価を1株当りキャッシュフローで割って算出します。 サイバー・コミュニケーションズの2006年1月23日の株価は453,000円ですから、 PSR=453,000円÷3,576円=126.67倍 となりますね。簡単ですよね♪ 次に、ヘラクレスに上場しているメディア・レップ2位のデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(4281)を見てみましょう。 2006年11月の予想当期利益は950百万円、減価償却費は56百万円で株式発行数は240,000株ですから 1株当りキャッシュフロー =(95,000万円+5,600万円)÷48.6万株=2,069円 デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムの2006年1月23日の株価は204,000円ですから、 PSR=204,000円÷2069円=98.59倍 となり、サイバー・コミュニケーションズよりデジタル・アドバータイジング・コンソーシアムの方が低PCFRであることがわかりますね。この比較からデジタル・アドバータイジング・コンソーシアムの方が割安であると考えることができます。 繰り返しになりますが、PCFRだけで判断するのではなくPERをはじめ他の指標と組み合わせて使うようにしましょう。 |
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